皆さんこんにちは。
埼玉県草加市を拠点に、埼玉県、東京都、千葉県などでサイディング工事や外壁工事を手掛けている佐藤工業です。
家の外壁が劣化してきた時や、機能に不満が出てきた時は、リフォーム工事を行う必要があります。とはいえ、1から外壁を張り直すのは時間も費用もかかり、敬遠してしまう方も多いでしょう。そのような時におすすめしたいのが、外壁の「カバー工法」です。今回は、カバー工法の特徴やメリットをご紹介します。
■カバー工法は、外壁材を重ね張りしてリフォームする
カバー工法(重ね張り)とは、現在の外壁の上から新しい外壁材を張る工法です。どんな外壁でも使えるわけではなく、既存の外壁の仕上げがサイディングやモルタルの場合に採用できます。とはいえ、現代日本の住宅の多くは外壁にサイディングを使っているので、カバー工法も高確率で採用できるでしょう。
外壁のリフォーム方法としては、他に「張り替え」と「塗装」があります。張り替えは文字通り、現在の外壁材を剥がして新しい外壁材を張り直す方法。塗装は、現在の外壁の上に塗料を塗って補修する方法です。外壁の状態によって、どの工法がベストなのかは変わってくるため、施工前に見極める必要があります。
■カバー工法は工期・費用を抑えられるが、対応できない場合も
カバー工法は、既存の外壁をそのまま残すという性質上、メリットもあればデメリットもあります。張り替えとはどのような点が異なるのかを確認しておきましょう。
・カバー工法のメリット
カバー工法は張り替えと異なり、元の外壁材を剥がす必要がありません。そのため、工事の期間は張り替えよりも短くなり、費用も抑えられます。それほど大掛かりな工事にはならないので、仮住まいを探す必要もなく、普段通りの生活を続けながら工事ができるのも魅力です。
また、新しいサイディングボードを重ねると、元のサイディングボードとの間に空気の層が生まれます。この空気の層が熱の出入りを遮断するため、家の断熱性能がアップし、夏は涼しく冬は暖かい家になるのです。さらに、外壁が二重になることで防音性能もアップするため、屋外からの騒音を抑制できるでしょう。
・カバー工法のデメリット
カバー工法は外壁材が二重になるため、建物全体の重量が増加します。重い建物は地震の際に揺れやすくなるので、耐震性能が低下するのは否定できません。金属系や樹脂系のサイディングは比較的軽量ですが、主流となっている窯業系サイディングに比べると、デザインの選択肢はやや狭まります。
また、元の外壁材の劣化が激しい場合、原則としてカバー工法は採用できません。表面のひび割れや破損程度なら問題ないのですが、強度が不十分になっていたり外壁内部が腐食していたりすると、張り替え工事が必要になります。なお、重ね張りした外壁の「内部結露」にも注意する必要がありますが、これは空気の通り道を確保することで対応可能です。
■カバー工法を使えるかどうかは、専門業者に診断してもらおう
それでは実際のところ、カバー工法が採用可能かどうかはどうやって判断すればいいのでしょうか。結論からいうと、これはお客様ご自身では判断できません。外壁の劣化がどのくらい進んでいるのか、張り替えとカバー工法のどちらがいいのかは、プロの目線でなければ判断できないのです。
一見大丈夫そうでも、実は外壁内部が大きく劣化しているケースは珍しくありません。そのため、専門業者に定期的なメンテナンスを依頼するのがおすすめです。早い段階でリフォームの必要性に気づくことができれば、張り替えではなくカバー工法を選択でき、結果的に費用も抑えられます。まずは、ご自宅の外壁の状態を把握することから始めてみましょう。
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